Pioneer Private S9のこと
Pioneer Private S9のこと
コンポの構成はプログラム(タイマー機能のこと)チューナー(F-
今日は私が最初に使ったオーディオの話です。
高校の入学祝いということで親から買ってもらいました。パイオニアのプライベートS9。
カタログ見ると当時の価格トータルで20万円超えてます。 高校の学費もあったのに良くこんな高価なものを買ってくれたなと 。実家そんなに裕福じゃなかったんですけど。
今見ても統一感のある洗練されたデザインだと感じます。 この後に発売される機種は機能の追加でスイッチ類も増えてデザイ ンがシンプルではなくなっていきます。
FM番組のエアチェック(放送をカセットテープに録音すること) と、 レンタルレコードをカセットテープにダビングするのに大活躍して くれました。 この機種はチューナーにタイマー録音機能があったので、 エアチェックがとても便利でした。
そうして録音したカセットテープは友人同士で貸し借りして聴いて いました。FM放送とレンタルレコードは当時の高校生にとって、 少ない小遣いで新曲を聴くことができる便利なものだったのです。 新曲が出るたびにレコードを買っていたら結構な金額が必要ですか ら、そう考えると高い買い物ではなかったかもしれません。
そうして録音したカセットテープは友人同士で貸し借りして聴いて
レコードプレーヤーも他の機器と同じで奥行きが21cmしかあり ません。 それで30cmのLPを再生できるようにターンテーブル部分が手 前にせり出してくる仕組みになっています。せり出した状態では、 ターンテーブル部分が振動でわずかに上下することがあって気にな りました。 ネットオークションで検索するとフロントローディング機構が故障 しているものが多いようで、 やはり構造的に無理があったのでしょう。
その頃はオーディオのスペックなんて全然わからなかったのですが 、 当時録音したカセットテープを現在の自宅のオーディオ環境で再生 してみてもかなり良い音質で、 ミニコンポながら音質重視でしっかり作られた製品なんだなと思い ます。
ただ、いくつか問題もあって、 右側のタッチパネルは梨地でちょっとザラザラした表面加工をして いるのですが、 操作を繰り返しているうちに触っているところがテカテカしてしま いました。
それとアンプの上にチューナーが乗っているので、 夏場にチューナーがかなり熱くなります。 一度熱でセットしていた時間に起動しなくなったことがあり、 それ以降は扇風機の風を当てて強制空冷していました(笑。
また、スピーカーはあまり低音が出ませんでした。 密閉型のブックシェルフタイプなので、 しょうがないのでしょうが。
ただ、いくつか問題もあって、
それとアンプの上にチューナーが乗っているので、
また、スピーカーはあまり低音が出ませんでした。